憲法に自衛隊を明記しては行けない理由

 終戦記念日や憲法記念日など、節目ふしめで憲法や平和について述べてきた。今年も繰り返しになるが記しておきたい。

先ず、憲法とは「国の進む方向」や、ましてや正体不明の「国柄」などと言うものを表明する法律では無い。憲法とは、端的に言えば、「国がやらなければ行けない事と、逆に、やっては行けないことを示した、国家の行動規範」であるということだ。そして、国の定める法律や国家の行動は、この憲法に反しては行けないと云うこと示している。別の言い方をすれば、国民の自由を守るために、国家を縛る規範が憲法であると云うことだ。

但し、国家は、時に国民の生命や財産・自