かきつばたと菖蒲とどう違うのでしょうね?
共に青い花でしょ?
青は万葉の時代から気品のある色とされ,
貴族たちは初夏にこの花で衣を染めたららしいのです。
在原業平はある日何もかもが嫌になり,
ふらっと東国に旅に出かけました。
三河の国の八つ橋に来ると,
あたり一面にかきつばたの花が咲き乱れていました。
水辺にたたずみながら,都にいる妻をしのんで,
「カ」「キ」「ツ」「バ」「タ」の5文字を頭に入れて
歌を詠みました。
から衣 着つつなれにし 妻しあれば
はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ
かきつばたの花言葉は『幸せは必ず来る』