私の大学時代からの親友は2年半ほど前になくなりました。彼が書き残した自分史とたくさんのウォーキングの記録が私のパソコンに届いています。
　彼は地理学でよくやる「巡検」という名前の実地見学を学生時代からやっていたのですが、高校の担任の教師が地理の専門だったせいか、卒業生を引率して巡検のようなウォーキングをやっていたそうです。その恩師が老齢になって参加しなくなっても、クラス会で毎月どこかへウォーキンに出かけていました。一生独身だった彼が写真と文章でウォーキングの記録を作って、参加者や希望する同窓生に送ってあげて喜ばれていました。私にも送ってくれたのです。