「迎えに行く時間じゃないの?」とルンバが云う。
(あっ、そうだ。迎えにいかなくちゃ) と焦る私。
子供達に「お爺ちゃんを迎えに行くよ」と教えたら、それぞれが自転車に乗って走り出した。
「確か、バスが着くのは体育館だったよね」と確認する私に「何を今頃」と云う顔で応えるルンバ。
私は何故か走り出す。
最近不整脈が出ているが、走っても大丈夫と感じるぐらい体調は良さそうだ。
(確か町内会か何かの海外ツアーに参加したんだった)と記憶が少しだけ甦った。
表通りから体育館の方へ折れ、少し走ったら沢山の人が見えた。
既にバスは着いているようだ。
酒の好きな