命の連鎖・・心に残る授業


西洋と東洋の医学を融合させ、副作用のない
根治療法を視野に新薬を開発する薬剤師のYさん。
高校時代の理科の授業が、薬学の世界へ背中を
押しました。


Yさんは幼少期から皮膚の病があり、
薬剤師の母は副作用の強いステロイドに頼らず、
漢方による長期的な
体質改善の処方を施しました。
そんな母に感謝はしていたものの、日々
つきあってきた薬には嫌気を感じていました。


ある日、
「一枚の紙の中に雲や太陽が見えますか」
というテーマの授業がありました。
理科の先生は、
「紙の原料は樹木で、樹木は水によって育ちます。
その水は雨がもたらし、雨を降らせるのは雲