苦しいこと、つらいこと、いやなことがまったくなく、
人生を思いどおりにすごすことができたら、
さぞかし幸せだろうな、と私たちは思うときがあります。
ところが、そんな人生を送れる人は一人もいません。
とくに親は、わが子にそんな人生を歩んでほしいと望みます。
それは、親として自然な願いです。
しかし、親がわが子が苦労しないように計らいすぎると、
子どもはわがままになり、ひ弱になってしまいます。
思いどおりには生きていけないこと、
むしろ苦しいこと、
失敗すること、
恥ずかしい思いをすること、
格好悪い体験をすることなどが、