蝉時雨生れし子の声加はりて 新井八重子
句碑の文字弾いてゆける蝉時雨 稲畑廣太郎
蝉時雨さわさわ辺り心地よく アロマ
地下道を出れば並木の蝉時雨 出口誠
人影なき午後の校庭蝉時雨 山岸明子
人影なき午後の校庭蝉時雨 山岸明子
耳鳴りか蝉時雨かよくわからない アロマ
風もなく人声もなく蝉時雨 内藤八重
工場となりても母校蝉しぐれ 成宮紀代子
寝ね足りて覚むれば故郷蝉しぐれ 喜多初枝
遠のいてまた新たなる蝉時雨 熊口三兄子
ファミレスの駐車場激し蝉時雨 アロマ
天然の目