聡子は義雄を思い出す度に南禅寺そばの水路閣に訪れる
水路閣は、第1疏水を蹴上から北へと分岐させた疏水分線の一部で
南禅寺境内を通る水路橋
全長93.2m、高さ約9mの風格ある構造物で、社寺が多く点在する歴史的な景観に溶け込んでこの分線に沿って北上すると、「哲学の道」に続いている
ふたりで手を繋いで歩いた哲学の道
水路橋は風景が突然ヨーロッパにタイムスリップしたかの煉瓦造りの建造物
聡子が大好きな場所
水路橋に行く道中にあるねじりまんぽと呼ばれる不思議なトンネルがある
事故で亡くなった義雄は
聡子がねじりまんぽに来ると後ろから抱きしめてくる
よし