台風の朝 - 立秋を過ぎて

日の出前に風と雨の音で目を覚ました。
雨はそれほどでもないが、風の音が大きい。
昨夜の天気予報は台風の接近を告げていたが、
これほどの風とは思っていなかった。

蒸し暑い夜のために少し開けていた窓を見てみる。
風向きが違うのでそれほど強く吹き込んではいない。
このまま様子を見ることにした。

明るくなると、雨は同じようだが、風向きが変わり強くなている。

西脇順三郎の詩を思い出した。
毎年、この季節に台風が来ると思い出す。
「秋」という詩だ。
短いので全文引用させてもらう。

 タイフーンの吹いている朝
 近所の店へ行って
 あの黄色い外国製の鉛筆を買っ