モンキーオーキッド(観覧温室-2)

観覧温室では、ドラクラ属の仲間の愛好家の間で、花の姿が特徴的なところから「モンキーオーキッド(サルのラン)」の名前で親しまれています。ランの仲間のドラクラ・ギガスは花弁・唇弁・側蕚片の中央部に濃褐色の模様があわさって「猿顔」状にみえるところから、そう呼ばれました。
またラン科の植物でラテン語の「小さな竜」と命名されたそうですが、一方では 「ドラキュラ伯爵」の名前に因んで、花姿が異様であることから(吸血鬼)の意となっています。自生地は南米のエクアドル北部~コロンビアに跨る標高1700~2600mの高知で、しかも雲霧林の中の樹木などに着生していて、冷気な気候