考える力は、社会の方向性を決定していく上で大切であり、人生の様々な場面においても大切である。考える力は、次の３つのシークエンスに分類できる。①心情的考察②科学的考察③社会的考察である。例えば「いじめ」について考察するなら①いじめは酷い、可哀想。②いじめの心理は?③いじめをなくすには?と言ったシークエンスである。
しかし、日本人は、このシークエンスを一緒くたに考える傾向があり、感情(心情)的、批判的、偏見的思考に陥りやすい。結果して社会的考察に至らない。これが、ネット上の誹謗中傷や正常性バイアス、扇情的情報の鵜呑みに繋がる要因である。これは、叱られるのを覚