京都の送り火

昨日は京都五山の送り火があり、お盆に迎えた先祖の精霊を見送りました。長雨の束の間の天気が晴れた中、満月のもと大文字が映えていました。五山の送り火の起源は、仏教が庶民に深く浸透した中世、室町時代以後から始まったといわれています。京都ではたいまつの火を空に投げ上げて虚空を行く精霊を見送るという風習があり、京都五山の送り火はこれが山に点火され、そこに留まったものといわれています。はじまった時代に関しては室町時代や江戸時代など諸説あります。五山の中で最初に点火される「大文字」。灯される京都の東側にある東山如意ヶ嶽は標高が474mあり、規模も最大のため遠い場所から