同宿のバアさん

ラパルマ島はカナリア七島の中でも最も大気が澄んでいるので、世界有数の天体望遠鏡があり、そこでは世界各国から来た天文学者たちが居住、日々観測に従事していた。

そういうこともあってレンタカーを借りても行くところが制限されているので、バスツアーをしたが、結果は同じホテルにでかいツラして泊まっていた老夫婦といつも鉢合わせすること。特にバアさんの方だが、彼女がいつも蔑むような目で僕を見てる気がしたのだ。

年は70前、ど厚かましさを通り越した年齢だが、事あるごとに自分の財力を誇示したがる典型的なクソバア、話すことは無論見るも嫌だが仕方がない、バスは大型だったがわ