今昔物語集より

第四十話「蛇僧の昼寝のまらを見て呑み婬いんを受けて死ぬる事」は、尊い存在の僧が卑しい蛇によって酷い目に遭う話。。。

怖いよぉ~ で、要注意です。


ある高僧のもとに仕えている若い僧は、妻子ある身でした。夏の昼間、部屋の隅でぐっすりと眠り込んでいた僧はある夢を見ます。

く寝入にけるに、驚かす人も無かりければ、久く寝たりける夢に、美き女の若きが傍に来たると臥して、吉々よくよく婚とつぎて婬を行ぎょうじつ、と見て、急と驚き覚たるに、傍を見れば、五尺許ばかりの蛇有り。愕おびえてかさと起て見れば、蛇死て口を開て有り。奇異く恐しくて、我が前を見れば、婬を行じて湿