一隅を照らす人でありたい ── 。

「一隅(いちぐう)を照らす」という言葉があります。
皆さんはご存知ですか?

天台宗の開祖・最澄が残した言葉です。

正確には、「一隅(いちぐう)を照らす、
これ則(すなわ)ち国宝なり」という言葉です。

一隅とは、片すみという意味です。
すなわち、この言葉は「片すみの誰も注目しない
ような物事に、ちゃんと取り組む人こそ尊い人だ」
という意味なのです。

誰もが注目するような表舞台で派手に活躍する
ことばかりが尊いわけではありません。
一人ひとりが自分のいる場所で一隅を照らしていく
ことこそ、私達の本来の役目であり、それが積み
重なることで世の中が