さざんか


少しずつ冷たい風が吹きはじめ、秋から冬へと
移ろいを感じる今日このごろ。
我が家の生垣の山茶花は満開を迎えています。
このお花が咲くと童謡の『たき火』を思い出して
歌いながら庭掃きをするのが日課です。


子どもの頃、家の裏の広場で落ち葉や木の枝を集め、
芋を焼いたことを覚えています。
芋を包んだアルミ箔には油性マジックで
名前や絵を書き、自分の芋が美味しく焼けるのを
祈ってたき火に入れました。
でも、焼き上がった芋のアルミ箔は
書いた字がわからないほど炎の煤で真っ黒に
なってしまい、よく姉妹で取り合いをしたものです。
懐かしいあの日ののどかな光景は、