ソファに横たわったふたつのからだは
柔和にゆれうごくシャボン玉の妖術の
ように
自由自在にふくらみちぢみ
美しい透明なシルエットを描きだす…
微妙に向きが変わられ
今度は勇樹の左手がうごく…
やわらかな丘をふもとからゆっくりと
のぼりそしておりる…
それが何度もつづいたあと
いただきの熟した果実にたどりつく
愛のキューピッドといわれる
ピンクオパール色の熟した果実
生まれて初めてのあるものを見て
好奇心と喜びを示す幼児のように
勇樹の胸は躍りわくわくしながら
その果実をそっとくちにふくんだ。。。
あっ...
あえぐような