「大職冠のクスノキ」

大和郡山市南郡山町「大職冠のクスノキ」
樹高25m、幹回り5.7m、推定樹齢500年
大職冠とは、大化から天武天皇時代まで使われた職階の最高位で、冠位を授かったのは藤原鎌足一人だけ。羽柴秀長が郡山入城後、多武峰の大職冠鎌足神社を郡山城の鎮守として遷座、社領500石を寄進した。天正15年本殿が竣工し、後陽成天皇の綸旨により遷座祭が執り行われ、大織冠宮と呼び、付近一帯の地を大織冠と称した。秀長の病没直前に秀吉が鎌足神社を多武峰に帰山させましたが、今も地名として大職冠は残る。中大兄皇子と共に大化の改新・律令体制の基礎を築いた鎌足臨終に際し、天智天皇から大織冠の