「愛情乞食」の身の上相談で人生が少しわかった。

 私は学生時代、「モテる人」は気分が良いから自信にあふれ、ますますカッコよくなるから、さらにモテるようになる。「モテない人」は自信を失い・消極的になり、ますますカッコ悪くなり、さらにモテなくなる。私はそういうモテない自分・愛に飢えてる自分を「愛情乞食」と名付けていた。

 「この悪循環から抜け出し、善循環に入っていくにはどうしたらよいか」ということを考えて、卒論も『現代人における愛の必要』としたほどだ。それなのに30歳になっても結婚できないので、心配した教授が友人の娘・和子を紹介してくれてやっと結婚できた。

 1週間くらい前、いかにもモテない男みたいな