さて、老人とは私の事。
年が明ければ90歳の大台に至る。
良くもここまで生きて来た。
若いころに、ここまで長生きするとは想像もしなかった。
20歳代で胃潰瘍の手術、手術中一時呼吸が止まったと、術後担当医から聞かされた。
一度は死んだのか、と言うことは新しく生き返ったと言うことだと、当時は認識した。
あるいは、輸血した血液が良かったのか、一時、痛風で痛い思いもしたが、現役引退で、飲酒の機会がほとんどなくなり、肝臓の重みも亡くなった。
胆嚢に幾つか石を抱えているが、じっと静かにしていてくれるので、無茶をしなければあの世まで持ち越しだ。
主治医