たまたま、古本屋で見つけた、あの詩人荻原朔太郎自ら人生観を書いた本である
手に取り開いて目を通して、なかなかの掘り出し物だと思った
荻原朔太郎の詩には、中学か高校の教科書で出会った
当時の僕はその異様な世界に、わけのわからない感性についていけなかった
そして、歳をとり壮年になり、なんとはなしに、気になりだしていた詩人であり詩である
詩だけでなく小説などを読むと、その作者の人生観、価値観が知りたいなど思う
だが作品だけから、それを紐解くのは難しい
それだけに、詩人、小説家が自ら書いた自叙伝的な本は貴重だ
何より、荻原朔太郎自ら書いた人生観に
連載:妄想爺やの春夏秋冬5