連載:妄想爺やの春夏秋冬6

入院生活の知人からの日々のメール 心の大掃除

今日、何を食べたとか、テレビで何を見たかと短文メールの日々

可哀想に思う

かれこれ、彼が入院をして半月くらいになる

バイクのツーリング中の転倒事故で右腕、右脚を骨折したのだ

彼とはこの数年、年に一度会うかどうかで、そんなに親しい友人というわけではない

だが、上記のような内容の短いメールが毎日のように送信されてくる

多分、僕は多数の受信者の中の一人なのだろう

彼の利き腕は右腕なので、苦労して左腕でメールを作成しているに違いない

年末年始は、病院暮らしになるようだ

彼は活動的な60代のオヤジである

それだけに、時間を持て余しているのだろう