福士 加代子

今月末で陸上からリタイヤするが一番好きな女子選手だった。
中でも初マラソンに出場した大阪国際マラソンが記憶にある。
長居陸上競技場に帰って来た福士は30キロ以降ペースダウン。
場外で転倒し競技場に入ってからも3回転倒する疲れよう。
それでも何とかゴールまで辿り着いての顔が素晴らしい。

途中で伴走の監督が「もう止めてもいいよ!」と声を掛けた。
しかし本人の返事は「ゴールまで走らせて!」だったと。
ゴール後のインタビューで「完走タオルが欲しかった!」
そう言われれば転倒した際の顔ははっきり笑って居た。
30キロ以降はほとんど意識がもうろうとして居たと言う。