大宰府の梅ヶ枝餅の香ばしさ



 畦なくば田とは思へず雪景色  鷹羽狩行

 雪景色北国の白い絵草紙よ  アロマ

 雪の上雪を流せる神田川  神蔵器

 川瀬より雪吹き上ぐる露天風呂  寺田きよし

 半露天蔵王の木立雪見風呂  アロマ

 しづり雪滝のごとくに落しけり  行方克巳

 みづうみはコバルトブルー頬に雪  曷川克

  梅八分明けは音なき雨となり  安田とし子

 舞殿の壁に剥げ跡梅かをる  大島英昭

 朝粥の小鉢の小梅旅の春  丑久保勲

 梅林へ菜の咲く村を通りけり  山田六甲

 野歩きにこころ満たされ梅探る  武生喜玖乃

 四阿に梅の