「世界はオモロイ」驚愕のニュージーランド編最終章Vol16 + 流浪のヨーロッパ編Vol1~5

ー驚愕のニュージーランド編 VOL16ー
最終章「魔法の呪文=パイプライン」
クイーンズタウン 1997年1月

バンジーにトライした翌日の夜、
バーのテーブル席で生ビールを注文すると
長髪でダルそうな表情のウェイターが
ジョッキを持ってこっちへダルそうに
ゆっくり近づいてきた。
店の壁に実物のバンジージャンプの
太いグリーンのロープとでっかいポスターが
飾ってあったので訊いてみた。
「バンジーが好きなの?」
「いや、俺はやらない。 
ボスはやったよ。キミは?」
「昨日やったよ。」
「ふーん、やったのか? どれだ?」
「パイプライン。 102mのやつ。」