奈良公園の鹿は、大概、複数頭で行動している
たまに、一匹狼ならぬ鹿がいる
その鹿は、年老いた風であることが多い
この冬の時期には、伸びた角をした鹿の姿はない
毎秋、鹿の角切りなる行事があり、頭に2つのコブのあるように、根本から切られている
草食動物であり、おとなしいと見られている奈良公園の鹿
だが、近くで見れば、結構、大きな身体をしている
小さな子どもからすれば、重量感、威圧感はある
観光客が前を通れば、鹿は頭を少し下げては、上げる動作を繰り返す
まるで、おじぎをするかのようで、かわいらしく思う人が多い
しかし、もしあの50センチほど
連載:妄想爺やの春夏秋冬6