2月歌舞伎 第三部 歌舞伎座

鬼次拍子舞
登場人物が平家の武将長田太郎と、絡む女形が松の前なのに、何で「鬼次」と思ったら、初演の際(1793年)の演者・大谷鬼次(写楽の大首絵を思い出す)に由来するそうだ。
長田役の芝翫がコロナで休演、代役も濃厚接触で、代役の代役が亀蔵。雀右衛門の貫禄勝ち。

鼠小僧次郎吉
菊之助(鼠小僧)と丑之助の親子共演。
登場人物たちの意外な繋がりが明かされるのがスリリング。丑之助の母親を思うセリフが上手で拍手が湧く。この前「袖萩祭文」で見た長三郎に重なるイメージ。この世代の坊やたちは芸達者で、将来が楽しみ。

芝居が始まってすぐくらいか、下から突き上げるような