連載:科学

[迷信]12 妊婦が火事を見物すると赤あざのある子供が産まれる

かつては、「妊婦が火事を見物すると、赤いあざのある子供が産まれてくる」と言われていた。
もちろん、科学的に考えれば、そんなことは起こらない
しかし、妊婦の行動が赤ん坊に何らかの悪影響を及ぼすという言い伝えはほかにもある。

「妊婦が式を見ると、黒いあざのある赤ん坊が産まれる」
「妊婦が転ぶと赤ん坊にあざができる」
「妊婦に心配ごとが多いと産まれてくる赤ん坊に黒子が多い」などである。

これらは、一見すると妊婦の行動を恐怖によって制限する言い伝えのようにも見える。
しかし じつはその逆で、
妊婦を大切にしようとする周囲の気づかいから生まれたと考えられる