鍵穴の深部の鼓動春の闇 掛井広通
旅途次の震災報や春の闇 能村研三
本震余震ゆれは変らず春の闇 吉田政江
たんぽぽや吉備路の丘のある限り 岩瀬操舟
たんぽぽや海へと続く野の起伏 山崎桂
無人駅ホームに蒲公英咲いて アロマ
たんぽぽやまだ濡れてゐる水彩画 大村美知子
西洋蒲公英こんもり黄の花よ アロマ
タンポポ見つけ欲しいとせがむ吾子 アロマ
たんぽぽにとり囲まれし地蔵堂 早崎泰江
アルザスのたんぽぽサラダ芳しき 三好かほる
タンポポ珈琲という物もあり アロマ
春一番