大学の思い出二つ

一つは、ドイツ語の時間に、指名された生徒がIchをアイヒと読み、どっと笑いが起きた。私は、ドイツ語の辞書を買った時、和独で、「愛してる」を引いたので、Ich Liebe Dichと知っていたからだ。他にも大半は知ったドイツ語だったと思う。彼は真面目だから知らなかったのだ。アイヒマンとニックネームを付けられた彼は、後年弁護士になった。
二つ目は、入学した日に便所に行った。和式の大に入って前を見たら、壁に紙が貼って在り、「貴方は何故この個室を選んだか、次の候補から選べ」とあった。
候補には、①何となく②空いていたから③人に勧められて④感じが良かった
等と羅列