池の亀

2月12日はまだ寒さを感じる日であった。池の畔を見ると、啓蟄には半月余りあるのに、亀が甲羅を干していた。
池に近く、甲羅の上部は水にぬれていた。それでも甲羅の半分以上は乾いた状態で、ほんの少しの温もりも逃さないとの執念を感じさせた。同じ池の島には1羽の鴨が寒さをこらえるように蹲っていた。

彼らにとっては、春はまだ遠い待ち遠しい存在のようである。

しかし、少しずつ、確実に、春は近づいているようである。

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