連載:初心貫徹⑤

身障者でイジメられ相撲と柔道が私の人生の転機だった。

弱い者イジメは世の常である。
幼い頃親の責任で左手を大火傷した私は蟹蟹とアダ名付けられイジメられて育った。
それに父が戦死し母は苦労し7人の子供育ていてもゴケゴケと罵られ妾になれと誘われても助けてくれる人は無かった。

そんな幼少期を過ごした私はこの不平等の社会を恨んだ。
左手が悪い差別されるのが嫌いで喧嘩ばかりしていた。

もう喧嘩は飽きた、相手が3人いてもイジメ社会は5人10人になると逃げるしかない、世論は嘘の風評被害で弱い者イジメする。

高校生になり喧嘩大将の私は「柔道」と出会った。

それは1年生の夏だった。
恐る恐る道場眺めていたら怒鳴られ柔