連載:妄想爺やの春夏秋冬7

サラリーマン時代 派閥の功罪を身をもって知る

昨年、行われた自民党総裁選の記憶は新しい

何かと話題になったのは派閥であった

蓋を開けてみれば、ご存知のように世論とは異なる総裁が選出された

自分自身のサラリーマン時代を振り返れば、やはり、派閥なるものが暗躍していた

僕は、金融関係の企業の営業職を務めていた

何かと、営業実績が問われる職場

もとから、僕は派閥などに縛られるのは嫌いな質であった

だが、入社して数年もすれば、いつの間にか、自分の立ち位置が専務派に組み込まれていた

営業職は、営業実績が良い者が、昇進をし、組織を束ねる

さらに、その組織の営業実績が良ければ、さらに社内で組織を大