春の花巡り

花冷えの続く朝、寒さを感じながら家をでると、車窓からもう今が盛とばかり咲き揃った佐保川の桜並木が見えました。

集合場所に合流し、市街地から山道に入ると雑木林の道はまだ草も見ず枯れ葉と土が、優しく迎え入れてくれるのでした。

急な坂道を登りながら、向こうに見える山並みの緑に混じるピンクを浮かせたような山桜の姿に、時折足を止めて皆で眺めいるのでした。

坂を登りきり平坦な道となるやいなやまた上り坂、それをくりかえすと小さな頂上につきました。

此処からも山桜は、よく見えました。
赤紫の葉と花があいまって美しい、まだのび始めた葉ばかりで少ししか花開いていない