懐かしい映画第2夜

(この頃は若かったので僕と言う一人称で話します)
僕の高校は地方都市にあり、この市には古びた映画館が1つあるだけだった。そいて、夏休み前に文化祭を行うのはこの地方でも僕のいる高校だけで、文化祭には映画祭としてその古い映画館を借りきって上映するのが常にだった。
当時の映画館は普通に2本立が当たり前で、当然文化祭には古いフイルムしか掛けられないが2本だった。
この年は、明日に向かって撃てとマイフェアレディの2本が選ばれた。
夏を迎えた暑い日の映画館はクーラーもなく蒸し風呂のようでセーラー服の女学生やその女学生につられて来た男子学生は汗が滝のように流れていた。