バスガイドのおねえさん

昭和43年生まれの私は、両親が飲食店を営んでいた関係で、在籍する保育園へは自費路線バス通園でした。

毎朝、小さなバス停で乗車券を購入し、時々母が付きそってきてくれた日には自販機でこっそりヤクルトやジョア、ロッテの板ガムを買ってもらうのがささやかな楽しみでした。

そして、私の楽しみといえば更にもう一つ、路線バスの車内でバスガイドさんに会えることでした。
私の5歳下に妹が生まれたばかり、遠くの小学校への通学で心細かった私ですが、バスガイドさんの優しい声と笑顔で挨拶を交わしてもらった後は、こどもながらにとても穏やかで安心した気持ちになれました。

まだ保育