ふるさとの話をしよう・・


 ~~ 潮騒が聴こえていますか? ~~

昭和30年頃の九十九里浜・・
そこには広い熱い砂浜が広がってた。
そこの人々は一生懸命に生きていた。

生活は苦しかったが、心は豊かだった。
海には豊かな幸があり、魚介類は驚くほどよく採れた。
荒波、女衆は漁船を砂浜から海に出す「オッペシ」
と言う作業のために半裸で過酷な仕事に耐えた。

海の男衆は素裸で漁に出ていった。
働く大人たちを見て浜の子供達の目は輝いた。
大人も老人もその目はきらきら光った。

・・・それから半世紀、50年の時が流れた。
海も魚介類も砂浜も生活も大きく変貌していった
九十九里浜。