三間のおんぶひも

三間子は自分の寝室に行くと、母親のさ知子は寝ている洋平の布団の横に座っていた。

「三間さん、あなたはあんな旦那さんと楽しい生活を

しているの。お母さまは洋平の顔を憎んでいて、私に平目さんの家にひきとってほしいっていうの。お前がよかったら

家に戻ってきてもいいよ、あら慎太郎さん、今度の選挙に
当選しておめでとう。」というと彼は
「ありがとう。しかし、貧乏暮らしのお母さまには関係あり
ませんよ。私は怠けて仕事もしないばあさんには助けてやらないから」
といって母は元気がなくなり「すいません」といって

帰った。三間はあの日から母からの☎がなくなり、慎太郎