美しき湖北の観音菩薩様

早苗の緑と黄金の時を迎えた小麦畑が相半ばする近江平野を電車は進んで行く、今日は遠く鈴鹿の山々も霞に稜線だけを浮かせている、向かい側の比良の山並みは少し目を凝らさないと分からない程でした。

此処へ来る度にこの風景に魅せられ、眺めずにはいられない。

長浜迄やって来るとバスに乗り換え、ボランティアガイドさんのお話をうかがいながら北国街道を北上する、この地の歴史や観音堂の事、そうしている間に渡岸寺観音堂に到着。

少し小ぶりの仁王門をくぐり緑滴る中を本堂へと上がり、阿弥陀如来立像にお詣りし慈雲閣(収蔵庫)へと向かう、そして十一面観世音菩薩立像に会わせて頂く、