友人の車で浜名湖へスケッチに出掛けた。
予想と違ってなかなか絵になるような風景が見つからない。
結局あちこち見て回っただけで風も強かったので1枚も描かずに疲れて帰ってきてしまった。

途中で太平洋が見える防潮堤に上がって眺めた180度を見渡す遠州灘の風景は豪快だった。
気が付いてみるともう長い間海を見ていなかったような気がする。

美術番組で18世紀の大陸内部に住む人々の多くは海を見ないで一生を過ごしたから、海の絵というものはたいへん珍しがられたという話をしていた。
なるほど日本と違って海岸まで距離があり、交通や情報手段が発達していな