雑誌連載開始70周年 鉄腕アトム展 (手塚治虫記念館)

  6月27日、最終日なので行ってきました。講談社の月刊雑誌「少年」に「鉄腕アトム」が連載されはじめたのは1952年4月号。以後、「少年」誌が廃刊されるまで18年に渡って連載されました。今では考えられないことですが、手塚治虫(1928~1989)が現れるまで、少年誌の主流はあくまで小説でした。戦前、最もよく読まれた月刊少年誌「少年倶楽部」(講談社)は、江戸川乱歩の「怪人二十面相」や「少年探偵団」、横溝正史の「金田一耕助」シリーズ、大佛次郎の「鞍馬天狗」シリーズ、高垣眸の「怪傑黒頭巾」などなど多くの小説のなかに、マンガは細々と田河水泡の「のらくろ」シリーズ