「悪い言語哲学入門」 和泉 悠:著 ちくま新書

「悪い言葉」、「悪口雑言」などを題材とした言語哲学入門書です。
 ある言葉がなぜ悪いのか、なぜ悪くないのか
「お前のかぁちゃんデベソ」からヘイトスピーチまで、様々な言葉とそれが発せられた状況を取り上げて解説されています。
最後の方では「言葉狩り」について、意味の在りかと関連して解説されています。

最終章「おわりに」では、なぜ悪口は悪いのか?について
 あるべきでない順列関係・上下関係を作り出したり、
 維持するから
としています。

なかなか読むことがでなくて読了に3ヶ月掛かりました。
退屈な本、というわけじゃなく、「楽しい本」じゃないからです。
楽し