ウナギの呪い・後編

-----前編より

この日、私は、死ぬまでウナギの蒲焼は食べないと心に誓った…はずだったのに
誓いというものは往々にして破られるものである

三女がLINEで「すごく美味しかったよ~」と、豪華なウナギの蒲焼の画像を上げて来た
重箱に入ったふっくらつやつやのウナギの蒲焼が
「あんたも食べたら?」と手招きしている(ように見えた)

よし!
今日はウナギだ!
視覚的効果というものは実に恐ろしい
と言うよりも、私がただ単純に出来ているだけの事かも

市場の中にある老舗のウナギ屋さんを目指す
このお店は、店頭販売のみ
戦後間もない頃から、蒲焼ひと筋で続いており、