雲海や阿蘇は神代に戻りたる 松崎佐
雲海に機影映して飛行せり 永野秀峰
雲海に富士の雪嶺顔出して アロマ
雲海に鎮める阿蘇の一部分 稲畑汀子
雲海は阿蘇の一部を隠しつつ アロマ
雲海に山影を置きそめし朝 稲畑汀子
御来光なり雲海の動き急 密門令子
雲海の切れ目に嶺の藍深き 大蔵靖子
雲海を抜けて明るき土佐の郷 森山のりこ
雲海の底のどこかに今朝の宿 丑久保勲
機上より雲海に富士霊峰 アロマ
高原の朝雲海に閉ざさるる 稲畑汀子
雲海を裂くや眼下にニューヨーク 竪山道助
雲海や朝日