連続、霧の中にいた街にやっと陽が射した。
夏が戻ってきたように気温が上がり青空が見えた。
ルンバは冷蔵庫の中が心細くなってきたのかスーパーへ行きたいと云う。
多分彼女もしばらくぶりに太陽を拝みウキウキしているのだ。
ヒマな私は快く運転席に座ったのだが、ルンバが乗車した途端「早くエンジンかけて」とオネダリと云うより恐喝。
車内温度が50℃を超えていたのでエアコンのスイッチを入れて欲しいのだ。
ドアを開放してノンビリと熱波の入れ替えをしていた私が許せないのだろう。
エンジンをかけエアコンONで全ての窓を全開にして走り出すと一瞬で車内の空気が入れ替わり