殺人現場のような雰囲気

夏らしい日が1日しか無かったと愚痴を言った仕返しだろうか。
本を読みながらベッドで寝入ってしまった私を暑さが目覚めさせた。

窓を開けてみたら青空の下から吹き込む空気も充分に暑く、慌てて窓を閉めた。

居間へ下りたらカーテンを閉め切った薄暗い中に、まるでサスペンスドラマの「殺人現場のように」座ったまま動かないルンバがいた。
一瞬、死んでいるのかと思ったが………動いた。

カーテンを閉めていたのは太陽の熱を遮るためらしい。
手には電気店でもらった団扇。それを嫌がらせのように時々動かす。

きっと電気代を節約していると私に誇示しているの