大倉のおっちゃん

もう故人です。
職業は左官。
こんな季節になると、切ったスイカを持ってきてくれて、「信夫いるか、美味いそ、これ食べろ」

大倉のおばちゃんが死んで、おっちゃんが一人になった時「大倉のおっちゃんとおばちゃんには
子供がいなかった」、母あいは、「しばらく、
おっちゃん寂しいから、おっちゃんちに
泊まってあげて」

長期間泊まってると自分の子がおっちゃんに
取られるんじゃないかと思うのは親として
当然の感情。

両親は、おっちゃんにジェラシーを覚えて、
「おっちゃんも、もう一人暮らしに慣れただろうから、信夫もう泊まりに行かんでもええ