重陽の節句

今日は重陽の節句。
今年最後の節句ですね。

古来、菊の花からしたたる露が川に落ち、その川の水を飲んだ者が長寿になったという「菊水伝説」があります。
今日は、それにちなんで、「菊水の辛口」

花の香をけさはいかにぞ君の為 まゆひろげたる菊の上の露 (忠見集)

忠見集は ただみしゅう と読みます。
成立年時未詳で、壬生 忠見氏の歌集です。
「拾遺集」の頃には現存伝本の形態に近いものになっていたと言われる。とあります。

あまり知られてない歌集からですが、良い短歌と思い取り上げました。

エリザベス女王が亡くなりましたので、静か