・5-1 毎日のラジオは沖縄の戦いにおいて敵に与えた損害を繰り返す。国民の知りたいのは、そんなことではないのに。
井出君が来て、町においてドイツが無条件降伏したことにつき盛んに問題になっていることを伝う。p332
・5-2 鈴木貫太郎大将の首相出現の事情。
重臣会議において、東条が口を開き、かれは、「この際、戦争を妥協で打ち切るか、しからざれば最後まで戦い抜くか、この事を決定して置くことが必要あり、それが首相選任の前提である。私は絶対に戦い抜くことを主張する」といった。平沼、鈴木も同じ意見。近衛は意見を聞かれ、戦争をどうするかというようなこと