秋の日にギムレット

人知れず夏の植物の葉が少しずつ赤みを帯び始め、
太陽はそれらにモノトーンカラーを放射し、
歳月は静かにゆっくりと秋の風情へと流れていく。

秋はその移ろいの中で儚さを孕む美を醸し出し
人を孤独とトキメキが織り成す
神秘的な世界へ誘うのでしょうか。

そして、「秋の日のビオロンのため息・・・」
と、ヴエルレーヌの詩が流れていく。

今日は、久しぶりにギムレット(Gimlet)を作ってみた。
英国海軍の飲み物として有名なカクテルだが、
レイモンド・チャンドラーの推理小説「長いお別れ」
に登場する人物のセリフ「ギムレットにはまだ早す